品質管理方針について

アスベスト分析の品質は、どの機関でも同じとは限りません。

 厚生労働省による講習テキスト「工作物石綿事前調査者講習 標準テキスト」では、
分析機関剪定のための4つのポイントが推奨基準として示されています。

当社は、その4つの選定基準すべてを高い水準で満たす、国内でも限られた企業です。

当社では公益社団法人日本作業環境測定協会「石綿分析技術評価事業の認定分析技術者」が分析のチェックを行います。
2025年9月現在、資格者が13名+αが在籍しているからこそ出来る品質管理です。
新入社員教育については、10時間以上の動画と400ページ以上の作業手順書におけるOJTを専属トレーナーが実施し、
社内テストを合格した者のみが分析を実施しております。

偏光顕微鏡の技術者能力に頼るだけではなく、X線回折装置や電子顕微鏡による多彩な検証方法により、エビデンスベースの結果説明が可能です。
17万検体の実績から独自のアスベスト含有建材データと比較検証することにより、そのくらいの頻度で検出されるのかを含めて科学的に説明することが出来ます。
経験ある技術者でもミスをする可能性は否定できないため、更にAIを取り入れたチェック方法も開発中で、人の能力に頼らない方法も安定した品質を確保する為に必要だと考えております。

分析機関の組織体制についての国際規格である ISO/IEC17025による外部認定を受けている機関です。
分析機関の試験・校正結果の品質保証を行うためのルールが定められており、厳正な審査を通った数少ないアスベスト分析機関です。

社内の5段階技術認定の仕組みに基づき、技術者のレベルと対象建材種により全試料の約50%は偏光顕微鏡による別技術者の再分析を行っております。
全技術者の精度については常時モニタリングが行われ、間違った結果が提出されないように守られています。

分析フロー、各分析工程をいつでも見学できるようになっております。
実際にどのように管理されているかをお客様の目で確認して頂ける透明性の高いラボラトリーの運営を行っております。
是非一度見学にお越しください。